未公開株流通市場

未公開株流通市場とは、とくにマーケットがあるわけではなく、証券会社が投資家に未公開株の売買が解禁され、日本証券業協会が気配値公表義務などの規則を設けたことにより、気配値の公表を行っている市場のことをいいます。

さらに、詳しく説明しますと、未公開株流通市場とは、証券会社の店頭売買銘柄のことを言います。

また、店頭登録および証券取引所に上場している銘柄以外の株式のことです。

マザーズ

東京証券取引所に設立された、新興企業向けの株式市場。

上場株式数や株主数などの市場性条件、利益額など上場時点の収益額条件は東証2部よりもゆるい。

また、上場審査が1カ月と速く、必要な提出書類も少ない。

そのかわり、成長性を保証するための売上高条件がある。

また、上場後は年2回以上の会社説明会の開催が義務づけられています。

もっとも、会社にとっては上手くやれば自社の宣伝になるので積極的に行っているところが多い。

説明会の内容が好感され、翌営業日に株価が上がった例もある。

さらに詳しく説明しますと、マザーズとは、東証により運営される新興株市場のことです。

Market of the high-growth and emerging stocksの略。

ジャスダックやナスダックジャパン（現・大証ヘラクレス）などに対抗する形で、1999年11月に東証が開設した新興企業向けの市場のことです。

従来の新興市場のジャスダックよりもさらに上場基準が緩く、赤字会社や非常に初期段階のベンチャー起業でも上場が可能になりました。

また、申請から上場までの期間短縮が進められています。

上場基準が緩い代わりに、四半期決算の開示や公開後の会社説明会の義務付けなど、既存の上場会社より高い情報公開を要求しています。

未決済勘定（未済） / 仕切り販売

未決済勘定（未済）とは、信用取引について顧客が証券会社から供与された信用に係る債務であると証券取引法において定められています。

証券会社と投資家との間での受け渡しが、「未決済」の状態のことで未済とも言われます。

投資家が決済期限を守らないと未決済勘定になります。

仕切り販売とは、投資家の注文もないのに、証券会社が大量の株式を買い、投資家に対して時価に見合った適当な価格で在庫となった株式を販売することをいいます。

また販売する時だけでなく、投資家が保有している株式を買い取る際にも、仕切りが行われることがあります。

また仕切り値とは、株や為替などの売買取引を第三者に委託する場合、指値注文と成行注文がありますが、成行注文で確定した価格のことをいいます。