一本値

一本値とは、１日中値動しない、横ばいの株価の事を言います。

なお、一本値は、値洗いや解け合いをするときの標準値段になっています。

制度として価格が決定されると、その日一日同じ値段が採用されるような仕組みのことをいうときと、結果としてその日は同じ値段でしか取引されなかった状況のことをいう場合があります。

買いもたれ

買いもたれとは、相場が高値の時に、買い過ぎてしまうことを言います。

上げ相場の末期、目先の天井間近において買いもたれは多く見られます。


日常会話でも、飲み過ぎ・食べ過ぎの後には「（胃が）もたれる」といった表現をよくしますが、金融・株式用語でも同様な意味で使われます。

高水準の出来高が続き、相場は上昇したものの、満腹状態で新たな買い意慾が薄れることを指します。

大相場などの末期にこうした状態がみられるケースが多いです。

買い場

買いを出すにあたっての好機をいいます。

つまり値段が安くなったときです。

あるいは、そういった相場状態のこと。

株式の売買取引には、タイミングが肝心な時があります。

買おうとしていた銘柄の推移を見守っているうちに、天井をつけてしまって時期を逃がしたり、所有していた銘柄の売り時を逸したり……。

そんななかで、相場つきになんらかの変化が生じ、絶好の買いのタイミングがやってくる時があります。

底入れや底入れが近いと思われるとき。

あるいは、相場が急落したときなどが絶好の買いのタイミングとされていますが、値段が安いという判断が難しいので逃すことが多いといわれています。

それを「買い場」と言います。

この反対語が、絶好の売りのタイミングである「売り場」です。