流動負債

流動負債とは、貸借対照表の貸方の負債の部のひとつです。

1年以内の短期間のうちに支払期限が到来する負債のことを言います。

1年以上の負債のことを固定負債（長期負債）といって区別しています。

買掛金等、企業の主目的である営業取引によって発生した負債や1年以内に支払期限が到来する企業の主目的ではない負債も流動負債とされます。

短期の負債に対する企業の支払い能力を見るための指標として流動比率と当座比率があります。

流動比率は流動資産を用いて算出します。

一般的に200％以上が望ましいとされています。

当座比率は資金化を考慮に入れている資産である当座資産を用いて算出します。

一般的に100％以上が望ましいとされています。

個別材料株

個別材料株(こべつざいりょうかぶ)とは、景気や産業動向などの相場全体にに関わる材料とは別に、固有の材料をもっている株(銘柄)のことをいいます。

たとえば、新商品の発売や合併などが個別材料にあたります。

すなわち個別材料株とは、一般材料株（景気動向など）ではなく、個別の好材料がある株のことです。

＜例えば＞

注目株は、業績好調、増配、増配の他に、合併・提携、新製品・新技術の開発などです。

ちなみに、材料とは、相場を動かす要因となるトピックスの事で材料のうち、会社の業績、配当の変化、新製品のニュースといった、自分の会社に関する直接的な要因を「個別材料」と言います。

一方、景気動向や政局のニュースといった、間接的な要因を「一般材料」と呼んでいます。

有価証券報告書

有価証券報告書とは、株式を証券取引所に上場した企業、および有価証券届出書を提出した企業は、各事業年度終了後3カ月以内に、内閣総理大臣宛てに提出を義務づけられている書類のことを有価証券報告書といいます。

平成12年4月1日以降、有価証券報告書で開示される内容は、個別情報主体から連結情報主体に移行しました。

また連結キャッシュフロー計算書が、連結財務諸表の一つに加えられました。

補足として有価証券報告書の補助的役割を担うものとして半期報告書があります。

有価証券報告書は、投資家が投資をする際に客観的に十分投資判断ができるように企業情報が盛り込まれており、その内容はおもに企業の概況・事業の状況、そして財務状態・経営成績などを示す連結財務諸表等が記載された「経理の状況」等から構成されています。
有価証券報告書は、提出会社の本店または主要な支店、財務局、日本証券業協会、証券取引所で閲覧することができるようになっています。