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このサイトでは株式に使われる用語を解説しております。
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弱もちあい(よわもちあい) / 材料難

弱もちあいとは、株価が小幅安の状態。

その銘柄の株価の行方に対して、値上がりするという見方と値下がりするという見方とが拮抗した場合、株価がほとんど動かない状態になることがあります。

ただし、そうした相場環境のなかでも、値下がりするという見方がやや優位に立てば、株価は小幅安になります。

この状況を「弱もちあい」と言います。

また反対に、値上がりするという見方がやや優位であれば、株価は小幅高になります。

その状況を「強もちあい」と言います。

もちあいの状況が続くと、株価の行方がわかりにくいだけに、投資判断も難しくなります。


材料難(ざいりょうなん)とは、相場を動かす材料が見当たらず、相場が動きにくい状態にあること。

株価はさまざまな要因で動きますが、その要因が材料となります。

相場全体に影響を与えるものには景気動向や為替、金利などが、また、個別の株では企業業績や新製品・新技術の開発などがあります。

これらが材料となって株価を動かしているわけです。

ところが、株価を動かす材料がこれといってない場合は、様子見気分が広がり、相場は上にも下にも行けず膠着状態に陥ります。

景気の安定期などにみられる現象です。
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高値引け / 手控え

高値引け(たかねびけ)とは、その日の取引のなかで、大引けの株価が寄り付きの株価よりも高く取引を終えること。

株価は前場のスタートから後場の終了時点まで変動し続けていますが、この株価の値動きのなかで、大引けの株価が寄り付きの株価よりも高く終えることがあります。

チャートで表すと、ローソク足の色が白で表示される陽線を描くことになりますが、このような状態は株価に上昇の勢いがあることを示しています。

大引けにかけて人気が高まって買いが進んだ銘柄なので注目度も高く、翌日のその銘柄の相場に対する期待感が強まります。

逆に、大引けの株価が寄り付きの株価よりも安くなることを「安値引け」と言い、ローソク足の色が黒で表示される陰線を描くことになります。


手控え(てびかえ)とは、相場の見通しが立たないため、売りにも買いにも動かず、相場の成り行きを見守る状態。

「模様ながめ」または「様子見」とも言います。

現物取引であれば、将来的にその銘柄が値上がりするという見通しが立たない限り、投資家は具体的な投資行動には移りません。

また、信用取引でも同様で、売り買いのいずれかから取引を始めるにしても、結局は値上がり、値下がりのいずれかに相場が動くという確信が得られない限り、投資家は具体的な投資行動には移りません。

相場を動かす材料が出ず、相場の方向性が見極められない場合は、多くの投資家が相場の成り行きを見守ることになります。

買い方だけが静観している「買い手控え」は、相場が基本的に停滞または下降基調にあり、上昇に向かう気配がみられないため、買い方が相場の成り行きを見守っている状況を指します。

反対に、売り方だけが静観している時は、「売り手控え」と言います。
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材料出つくし / 半値戻し / 押し目待ち

材料出尽くしとは、株価に影響を与えるとみられていた材料が実際に明らかになっても、株価が無反応であったり、逆の方向に動いたりすること。

株式市場では、あらかじめ好・悪材料を見込んで株式が取引されるため、材料が発表される前に、人気化して株価が上昇していたり、逆に下落していたりする場合が多いものです。

株価を動かしていた材料が実際に公表された時は、すでにその過程で材料の持つ価値は株価に織り込み済みで、株価へのインパクトはなくなってしまうわけです。

株価の先見性の1つですが、材料は新鮮なうちほど株価への影響度が高いと言えます。

好材料の場合は「好材料出尽くし」、悪材料の場合は「悪材料出尽くし」と言います。


半値戻し(はんねもどし)とは、値下がりした株価が、下落分の半分程度まで値上がりすることです。


押し目読み(おしめ)とは、上げ相場が一時的に下がること。

人気化して株価が上昇していても、一本調子で上昇し続けることはありません。

どんな銘柄でも、ある程度株価が上昇すると、安値で買って利益が出た人が利食い売りをするため、一時的に株価が下がる場面が必ずあります。

とくに、株価が上昇を始めて間もない頃の最初の押し目は、まだ買いの勢いが強い場合が多いので、「初押しは買い」とも言われ、絶好の買い場と考えられています。

ただし、相場の下げが、一時的な下げ、つまり押し目なのか、それとも、長期にわたる下げ相場の始まりなのか、銘柄に関する情報や市場の状況などを十分に見極めなければなりません。
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