ラップ（WRAP)口座

ラップ口座（wrap　acount）とは、顧客の資産運用に関するサービスをまとめて包括したサービスのことをいいます。

主に証券会社が富裕層向けのサービス、投資商品として、展開しているもので、個人投資家の資産管理、資産運用、コンサルティング、売買の代行、口座一元管理などといった、資産運用にかかわる様々なサービスを提供するものです。

正式には、ＳＭＡ（セパレートリー・マネジメント・アカウント＝資産運用口座）といいます。

通常の取引のように取引ごとに手数料がかかるのではなく、手数料率は一定に定められます。

ですので、投資家の資産が運用によって増えれば、サービス提供元である、証券会社の懐も潤うことになります。

欧米では普及していますが、日本においては、金融ビッグバンにより、証券会社が投資コンサルティング業務を兼務できることになった流れで、はじまりました。

理想買い

理想買いとは、ある材料をもとに、もしかしたら上がるかもしれないと、人気を先回りして買うことをいいます。

その材料が、将来性のある事業を展開していたり、高い技術を持っている場合に、景気または業績が将来よくなるだろうという期待感から実際に収益が出る前に市場人気に先回りして買うことを理想買いというのです。

さらに説明しますと、理想買いとは企業業績も悪く、結果的に株式市場が低迷している時でも、やがて株価は上昇するだろう、近い将来よくなるだろうという期待から株式を先回りして買うことをいいます。

景気回復直前などに見られ、反対語を「理想売り」といいます。

連想売り

連想売りとは、売りが拡大していく状態のことを言います。

売り材料が出て、ある特定の銘柄が売られ始めると、それと同時に、同業種、同業態の株にも影響が出て、連想売りとなってしまう、という状況になります。

さらに詳しく説明しますと、連想売りとは、悪材料が出てある特定の銘柄が売られると、同業種、同業態の株も懸念され、売りが広がることを表します。

例えて言うなら、A株に悪材料が出て問題化すると、同業種のB株やC株も値下がりするような状態のことです。