株式委託手数料の自由化

株式市場の振興のために、固定性の売買委託手数料がビッグバンを契機に自由化されました。

自由化は売買代金10億円以上からスタートし、平成10年4月から5000万円超の売買代金にも適用され、平成11年10月から完全自由化されました。

ニューヨーク、ロンドンと並び世界の3代市場といわれてきた東京の証券・金融市場は、バブル経済崩壊後、大きく水をあけられ、アジア市場に追いかけられる状況になりました。

こうした背景の中で、平成8年11月、橋本首相は「2001年東京市場再生に向けて」と題する証券・金融システム改革案を提唱しました。

これが、金融ビッグバンです。