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ニクソン・ショック(Nixon shock)

ニクソン・ショックとは、大幅な貿易赤字に陥ったアメリカが、ドルと金との交換を停止したことによる衝撃をいう。

1970年代、インフレが進行し赤字が膨らみ、アメリカ経済の懸念からドルの信用が低下、ドルから金への交換が急増しました。

そのため、金の保有準備高が大幅に減少したことから、当時の、ニクソンアメリカ大統領がドルと金との交換を停止したのです。これをニクソン・ショックと言いました。戦後、欧州及び日本の経済回復に伴う米国の経済力の相対的な低下や米国の国際収支赤字の拡大により、米ドルに対する信任も次第に揺らぎ始めた。

そのため、何度かドル防衛策が打ち出されたが、71年8月になってニクソン大統領は「ドル防衛のために米ドルと金、その他の資産との交換を一時停止する」と発表した。

これに伴って欧州の主要為替市場は1週間閉鎖され、市場再開後も為替相場は混乱した。

日本は当初、円相場の上昇を防ぐべく米ドルの買い支えを行ったが、8月28日には介入を停止、8月末にはフランスを除く主要国はすべて固定相場制から離脱した。

その後、12月に米ドルの切り下げを含む多角的通貨調整で合意がみられた(いわゆるスミソニアン体制の成立)が、これも長続きせず、1973年第1四半期には主要国は全面的に変動為替相場制へ移行した。
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夏相場

夏相場とは、夏のボーナス時期にからむ6、7月ごろの盛り上がりを見せる相場のことです。

ボーナス資金によって投資をする人も増え、直接投資、投信の設定、それらを勧誘するための相場作りなどがからんできます。

また、夏相場で取引が少なくなることを夏枯れ相場といいます。

8月は欧米ではサマーバカンスに入り、国内でも夏休みやお盆などの行事で、工場の稼動が止まったり会社が休みになったりします。

しかし夏の行事が終わり人が戻ってくると、ふたたび相場に活気が戻ってきます。
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年末相場

年末相場とは、変動性が高く相場全体が盛り上がりを見せたり、波乱含みの相場展開となる年末の相場のことを言います。

年末は、大納会が行われたり世間的にも独特のムードがあります。

また翌年への期待感や、年末特有の換金売りで年末相場の上がり下がりが大きくなることがあります。

さらに、ボ−ナスなどで資金が豊富に市場に出回り、翌年の期待感を含めて納会高値になることも多くあります。

年末が近づくと株式市場などの取引高は少なくなるため、少しの売り買いで株価が暴騰したり急落したりする傾向が強くなります。

年末相場は、もちつき相場とも呼ばれます。
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